研究課題/領域番号 |
16H01998
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
増田 知子 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (10183104)
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研究分担者 |
岡崎 哲二 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (90183029)
井口 治夫 関西学院大学, 国際学部, 教授 (80288604)
松本 朋子 東京理科大学, 理学部第一部教養学科, 講師 (50783601)
佐野 智也 名古屋大学, 法学研究科, 特任講師 (30419428)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2018年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
2017年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
2016年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | 寡頭制 / 権威主義体制 / 近代日本 / 歴史情報データベース |
研究成果の概要 |
図書の参考資料であった『人事興信録』(明治~昭和)について、佐野が法情報学の情報処理の経験を生かして全文テキスト化による検索データベースを構築した。それにより、日本政治史、日本経済史、比較政治学の研究者が必要とするデータの抽出・解析が可能となった。未解明の近代日本の富裕層・エリートについて、親族ネットワークの可視化による「近代の封建的社会階級」の検証、長期的世代間の所得、学歴を通じた特徴を指摘することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代日本社会の富裕層の実体を、個人単位で捕捉できる『人事興信録』のデータ分析を通じて、日本政治史、日本経済史、比較政治学による多角的な分析を行った点で独創性がある。また、明治から昭和初期の活版印刷による大量の文字を全文テキスト化し、検索データベースを構築したことは、歴史情報研究の新しい方法論を提示した点で画期的である。一般公開したデータベースへのアクセス数は、公開から現在まで30万PV以上に及んでおり、社会的意義を示すものである。
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