研究課題/領域番号 |
16H02056
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
下山 晴彦 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60167450)
|
研究分担者 |
菅沼 慎一郎 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 講師 (60756451)
坂本 大介 北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (00556706)
星野 崇宏 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (20390586)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
39,130千円 (直接経費: 30,100千円、間接経費: 9,030千円)
2020年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2016年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
|
キーワード | 臨床心理学 / コンピュータ化認知行動療法 / インターネット認知行動療法 / 認知行動療法ポータルサイト / サービスギャップ / 認知行動療法 / オンライン心理支援 / うつ病 / アバター心理支援 / ココロ・ストレッチ / ワーキングアライアンス / インターネット / サービスギャプ / メンタルヘルス / 心の健康 / インターネット版認知行動療法 / アクション・リサーチ / 心理職 / ポータルサイト / 動画講義 / メンタルヘルスサービス / ガイド臨床心理士 / 臨床心理士 / 公認心理師 / 心理アセスメント / 心理学的介入 / 異常心理学 / 発達障害 / 心理支援システム開発 |
研究成果の概要 |
本研究は、メンタルヘルス問題を抱えていても相談をしないサービスギャップの解決に向けて、オンライン上で問題対処できるインターネット認知行動療法(ICBT)を活用してギャップをつなぐシステム構築を目的とした。ICBTアプリとWebsiteを制作し、さらにそれらの活用のためのPortal siteを開発した。効果研究では、Portal siteは、メンタルヘルスリテラシーを高め、自己スティグマを減じる効果が示された。次に心理士によるオンラインガイド機能を付け加え、実施マニュアルを作成した。効果研究の結果、共感的なサポートがICBTを遂行するための協働関係を形成することを明らになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メンタルヘルス問題を抱えていても、援助要請行動をしないことで問題が悪化し、引きこもることが生じる。その背景には、心理支援サービスが必要な人に適切に届いていないサービスギャップの問題がある。その要因として、心理相談にアクセスすることへの心理社会的バリアーがある。そこで本研究では、誰でも簡単に、有効性が実証されている認知行動療法にアクセスできるICBTを制作し、さらに多様な支援サービスにつながるポータルサイトを開発した。これはサービスギャップ解決の媒体を提供した意義がある。また、心理士がオンラインで利用者をガイドするシステムを付け加えたことで利用者と心理士をつなぐ心理的媒体を提供した意義もある。
|