研究課題/領域番号 |
16H02098
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
|
研究機関 | 横浜国立大学 (2018) 慶應義塾大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
関口 康爾 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00525579)
|
研究分担者 |
千葉 大地 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10505241)
立崎 武弘 東海大学, 工学部, 講師 (20632590)
|
研究協力者 |
リー キュンジン
シュルツハイス ヘルムート
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2016年度: 26,260千円 (直接経費: 20,200千円、間接経費: 6,060千円)
|
キーワード | スピントロニクス / マグノン / スピン波 / マグノニクス / 論理演算 / スピン流 / 物性実験 / 先端機能デバイス |
研究成果の概要 |
本研究によってナノ・マイクロスケールで加工した試料においてマグノン伝搬に対するエッジ効果を明瞭にとらえることができた。このエッジ効果によって、外部磁場を必要とせずに論理NAND, NOR, PASS, NOT, OR, AND, XORを提案する大きな成果を挙げ、界面・エッジでのマグノン挙動を利用した初めての実績を挙げることができた。基礎学理の研究という観点では、ブリルアン散乱分光装置によって超薄膜Coにおけるマグノン分散関係の検出に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エッジ効果・界面効果を活用することでマグノン論理演算素子のプロトタイプとして、論理NAND, NOR, PASS, NOT, OR, AND, XORをたった3つの構成要素で実現できることを示し、多入力多出力素子を作製した結果、単一素子でNANDが組めるなどマグノン演算の有用性を証明することができた。従来の電子演算器にはない利点であり、集積化構造の大幅な簡略化につながる成果である。
|