研究課題/領域番号 |
16H02109
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 幸雄 東京大学, 物性研究所, 教授 (80252493)
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研究分担者 |
AN TOSHU (安東秀) 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (70500031)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
43,030千円 (直接経費: 33,100千円、間接経費: 9,930千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2017年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2016年度: 24,050千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 5,550千円)
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キーワード | 走査トンネル顕微鏡 / スピン偏極走査トンネル顕微鏡 / ポテンショメトリ / 強磁性共鳴 / スピン波 / スピン偏極 / スピン流 / スピン偏極トンネル顕微鏡 / 走査プローブ顕微鏡 |
研究成果の概要 |
スピン偏極走査トンネル顕微鏡および探針磁化制御技術を確立し、原子レベルの空間分解能でのスピン分析が可能にし、さらに超高真空かつ低温下で動作する走査トンネルポテンショメトリの開発および動作確認を行い、表面構造に起因する欠陥構造に対する電気抵抗を実測することができた。また、超高真空低温STM装置内にマイクロ波を導入し、照射の有無によって磁気コントラストが変化する様子を捉えることにも成功し、強磁性共鳴を局所検出の可能性を示唆する結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原子一つ一つのスピン・磁化情報や、表面での単一の欠陥構造に起因する電気抵抗を微視的に検出することはこれまでに無い技術であり、その観測は学術的意義が高いと言える。また本研究でその可能性が示唆されたナノサイズ磁性アイランド構造における強磁性共鳴の検出も、その磁気的なダイナミクスを明らかにする上で重要であり、これまでのスピン偏極走査トンネル顕微鏡による静的なスピン・磁化情報と合わせて、強力な磁気分析ツールとなりうる可能性を秘めている。
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