研究課題/領域番号 |
16H02224
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
Greve Ralf 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (90374644)
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研究分担者 |
杉山 慎 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20421951)
阿部 彩子 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (30272537)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
29,770千円 (直接経費: 22,900千円、間接経費: 6,870千円)
2019年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 氷床 / 力学 / 気候変動 / 数値モデル / グリーンランド |
研究成果の概要 |
本研究では氷床数値モデルSICOPOLISに複数の大気大循環モデルに基づく大気・海洋強制を適用し、グリーンランド氷床の将来変動を解析した。その結果、2015~2100年の海水準上昇寄与は、温暖効果ガスが継続的に排出されるとしたRCP8.5/SSP5-8.5シナリオでは133.0 ± 40.7 mm 、排出抑制を仮定したRCP2.6/SSP1-2.6シナリオでは48.6 ± 6.2 mm であることが示された。さらに、新しいグリーンランド地殻熱流量マップを作成し、巨大な底面渓谷地形が氷底水流に与える影響の解明、ボードイン氷河とNEEM掘削サイトにおける局所的な流動状態の解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球上に存在する淡水の大部分は、グリーンランドと南極の氷床に氷として蓄積されており、その総量は海水準に換算して約65 mとなる。現在進行する人為起源の地球温暖化を背景として、氷床の変動とその動力学は、人類社会に直結した重要な研究課題である。本研究の成果は、国連のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)が取り組む次期IPCCレポート(AR6)に提供され、地球環境の変動予測の精緻化に貢献するものである。
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