研究課題/領域番号 |
16H02282
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
一二三 恵美 大分大学, 全学研究推進機構, 教授 (90254606)
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研究分担者 |
加藤 龍一 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (50240833)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
46,150千円 (直接経費: 35,500千円、間接経費: 10,650千円)
2019年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2017年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2016年度: 14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
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キーワード | 抗体医薬 / 抗体酵素 / 構造多様性 / アルゴリズム / 銅イオン / プロリン / 超可変領域 / 変異体 / Amyloid-beta / PD-1 / X腺結晶構造解析 / 抗体酵素変換技術 / 抗体軽鎖 / X線結晶構造解析 / 抗体 / 酵素活性 / 構造均一化 / 軽鎖定常領域 / 酵素反応 / X線化粧構造解析 |
研究成果の概要 |
近年、モノクローナルな抗体が複数の構造(多量体)をもつ、即ち構造多様性を有していることが明らかになった。これは、抗体医薬などのバイオ製品の製造において、解決すべき大きな問題である。研究期間前半は、抗体の構造多様性問題に取り組み、銅イオンを適切に使用することで、この課題を解決した。 次いで、研究期間後半では、抗体に酵素作用を持たせる手法の開発に集中した。その結果、「軽鎖の超可変領域(CDR)-3に存在するPro95(Kabat numbering)を欠失させれば、抗体軽鎖が酵素化する」という現象を見出した。この手法は、既存のモノクローナル抗体でも適用可能であり、所期の目標を完全に達成出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質製剤に代表されるバイオ医薬品にはジェネリック医薬品は無く、バイオシミラー医薬品という。これはタンパク質では細かい構造までを含めると全く同じ製品が作れないからである。本研究で成し得た抗体の多様性構造の均一化は、特に産業上役に立つ成果である。 次いで、1975年以降、膨大な数で作製されてきたモノクローナル抗体の何割かに酵素作用を付与する画期的な手法を発見した。これは、新規な予防薬・医薬品に大きな間口を開くことになり、科学的にも産業的も大きな意義を持つ。
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