研究課題/領域番号 |
16H02356
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
渡邊 法美 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (30240500)
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研究分担者 |
國島 正彦 高知工科大学, システム工学群, 客員教授 (00201468)
二宮 仁志 東洋大学, 理工学部, 准教授 (10764144)
五艘 隆志 東京都市大学, 工学部, 准教授 (60412441)
小澤 一雅 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80194546)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
36,010千円 (直接経費: 27,700千円、間接経費: 8,310千円)
2018年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2017年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2016年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
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キーワード | 生きがい / 内発的動機付け / 統合 / 統制 / リスクマネジメント / 自律性 / コンプライアンス / 技能者 / 建設技術者 / 建設技能者 / 動機付け / 期待理論 / 定置式水平ジブクレーン / 建設技術者生きがい / モチベーション / インセンティブ / リスク / 公共事業 / ICT / 制度分析 / リスク認知分析 / 発注者技術者 / 民間技術者 / 階層意思決定構造 / 全体最適 / 建設マネジメント |
研究成果の概要 |
日本の建設技術者・技能者の生きがい構造を表す理論として、ブルームの期待理論とデシの内発的動機付け理論が有力である。日本では、コンプライアンスの基盤となる公共調達市場が未整備である。このため、現在の発注者は、非公正な調達リスク回避を主眼とする「コンプライアンス」の「統制」を受けている。発注者の「統合」を復権することが必要である。そのためには、第一に、哲学構築-市場整備-会社経営方針-事業施工計画-機械・器具開発・普及等のシステム化の検証、第二に、「技能者を主役とした」試行工事の実施と効果検証が不可欠である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建設実務者の動機付け研究では、職場実務者にアンケート調査を実施して、外的要因(報酬等)と内的要因(自己実現等)の寄与率、或いは、当該職場における想定理論の妥当性を検証するものが圧倒的に多い。本研究は、日本の建設実務者の内的要因が高いことから、統制と統合の概念に基づく内発的動機付け理論を用いて、生きがい構造を重層的に検討した点に学術的特色がある。①統制から統合:真のコンプライアンス実現へ、②公共調達市場整備、③哲学-市場-経営-事業-機械、のシステム化、④「技能者を主役とした」試行工事の実施と効果検証、という提案は建設業界に新鮮かつ有意義な示唆を与えると思われる。
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