研究課題/領域番号 |
16H02414
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前 一廣 京都大学, 工学研究科, 教授 (70192325)
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研究分担者 |
村中 陽介 京都大学, 工学研究科, 助教 (40756243)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
2018年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2017年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2016年度: 20,670千円 (直接経費: 15,900千円、間接経費: 4,770千円)
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キーワード | バイオマス / リグニン / マイクロリアクター / HMF / 熱化学変換 / リグニン樹脂 / 成分分離法 / レブリン酸 / 固体酸触媒 / 木質バイオマス / 化成品製造 |
研究成果の概要 |
バイオマスの総合的な有効利用に向け、リグニンのマイルド溶解法、リグニン樹脂原料評価法、グルコースからの有価物製造法の開発を行った。疎水性を有するリグニンに低濃度のエタノール水と触媒を添加し、リグニンの膨潤、分解点への触媒の作用・防護を通し、マイルドで構造を傷めない分解手法の開発に成功した。さらに種々の熱分析を利用してリグニンの樹脂としての性能を的確に評価する手法を開発した。グルコースからの有価物製造ではHMFを目的物とし、マイクロリアクターを利用した反応・分離同時操作による簡易なシステムによる高空時収率製造を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオマスの有効利用において必要な各種成分の高付加価値利用法の開発および低エネルギー投入での変換手法の開発を行った。これらは現在地球規模で取り組まれている今後の低炭素排出社会に向け非常に重要であり、その社会的意義は大きい。さらに、マイクロリアクターを利用し、安全かつ簡便な装置・操作法により高温高圧の下反応分離を同時進行するシステムを構築した点は、学術的にも非常に大きな意義を有する。
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