研究課題
基盤研究(A)
動物が生存のため効果的に行なっている行動モードの切り替えと維持の制御メカニズムに関して、介在神経細胞に注目し、網羅的な解析を行った。行動と神経活動の時系列計測、またそれらに対する数理解析により、これまで分かっていなかった探索や移動行動における行動要素の構成が明らかとなり、それに関わる機能的な神経回路も明らかとなった。また行動モード依存的な神経活動の状態を明らかにし、神経活動への摂動方法を確立することで機能的な神経回路地図を同定し、その解析方法も確立した。
探索行動のような、単一の動作にとどまらず一連の行動系列として機能を持つ行動を実現する神経回路メカニズムの理解は、重要であるにも関わらずあまり理解が進んでいなかった。また介在神経細胞の行動に対する関与も感覚神経細胞や運動神経細胞に比べて不明であった。本研究で介在神経細胞に注目し、機能的な神経回路としてどのように行動モードを制御しているかを明らかにすることで、柔軟な環境への対応を実現する神経回路メカニズムの一端が明らかとなった。
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