研究課題/領域番号 |
16H02529
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
工藤 奨 九州大学, 工学研究院, 教授 (70306926)
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研究分担者 |
世良 俊博 九州大学, 工学研究院, 准教授 (40373526)
佐々木 沙織 九州大学, 工学研究院, 助教 (20772320)
中嶋 和弘 九州大学, 工学研究院, 助教 (70315109)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2019年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2018年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2017年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2016年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | 寒冷血管拡張反応 / ウェーブレット変換 / DNA多型 / 血管内皮細胞 / DNA多型 / SNP / 細胞計測 / 生理的多型性 / 温熱血管収縮反応 / 生理人類学 / 生物・生物工学 / 細胞・組織 / ゲノム |
研究成果の概要 |
寒冷血管拡張反応は,古くから知られていたにもかかわらず,依然としてその発生メカニズムは不明な点が多い.本研究は上記メカニズム解明のため,マクロ・ミクロの両側面から研究をおこなった.ヒト個体の血流信号解析から,神経,および血管内皮細胞の一酸化窒素以外の要因が寒冷血管拡張の主要因であることを新たな知見として得ることができた.さらに,細胞実験から,一酸化窒素以外の血管拡張因子である過酸化水素が低温下で上昇することを新たな知見として得ることができた.また,被検者から採取した遺伝子情報から血管収縮機能に関係することで知られるROCK2遺伝子などが寒冷血管拡張反応に寄与する候補にあがった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,95名の大規模計測をおこなったことで,寒冷血管拡張反応を示す被検者と示さない被検者を捉えることが可能となった.さらに遺伝子解析によりその発生要因を推察することに初めて成功した.また,従来までは血流および皮膚温計測のみが行われていたが,培養細胞を使用することで,より詳細なメカニズムに初めて言及することが可能となった.いずれの成果も本研究により初めて明らかにした知見であり,その学術的意義は非常に大きいものとなった.
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