研究課題
基盤研究(A)
代表者が確立してきた分子内spiro環化とquinone methide中間体生成に基づく一細胞分解能を有する蛍光プローブ分子設計法を光増感剤へと適用することで、β-ガラクトシダーゼをターゲット酵素とする一細胞分解能activatable型光増感プローブを開発した。開発したプローブをlacZ発現・非発現細胞の共培養系へと適用したところ、quinone methide生成部位を持たない従来のプローブでは達成不可能な、lacZ(+)細胞のみの一細胞分解能での選択的光殺傷が可能であることを明らかとした。
本研究課題の遂行の結果開発された、これまでの小分子プローブでは達成できなかった一細胞レベル空間分解能での細胞光殺傷を可能とさせる光増感プローブは、極めて高い選択性での疾患治療、特にがんの局所治療を可能とさせる画期的な技術であり、代表者が現在も精力的に行っている、がん細胞を特徴付ける様々な酵素活性の探索研究結果と合わせることで、副作用の極めて少ない新たながん治療技術が誕生することが大いに期待される。
すべて 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 4件、 査読あり 19件、 オープンアクセス 8件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (78件) (うち国際学会 30件、 招待講演 64件) 備考 (2件) 産業財産権 (3件) (うち外国 1件)
Bioconjugate Chemistry
巻: 30 号: 4 ページ: 1055-1060
10.1021/acs.bioconjchem.9b00198
Bioorganic & Medicinal Chemistry
巻: 27 号: 10 ページ: 2122-2126
10.1016/j.bmc.2019.02.055
Angewandte Chemie International Edition
巻: 57 号: 48 ページ: 15702-15706
10.1002/anie.201808670
巻: 57 号: 30 ページ: 9346-9350
10.1002/anie.201804309
Head & Neck
巻: 印刷中 号: 7 ページ: 1466-1475
10.1002/hed.25126
Scientific Reports
巻: 8 号: 1 ページ: 17781-6942
10.1038/s41598-018-36062-3
Journal of the American Chemical Society
巻: 140 号: 5 ページ: 1767-1773
10.1021/jacs.7b11014
巻: 29 号: 2 ページ: 241-244
10.1021/acs.bioconjchem.7b00776
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters.
巻: 28 号: 1 ページ: 1-5
10.1016/j.bmcl.2017.11.030
Nat. Med.
巻: 24 号: 2 ページ: 232-238
10.1038/nm.4462
巻: 56 号: 35 ページ: 10418-10422
10.1002/anie.201704793
巻: 28 号: 8 ページ: 2069-2076
10.1021/acs.bioconjchem.7b00233
巻: 7 号: 1 ページ: 3542-3542
10.1038/s41598-017-03760-3
Nature Biotechnology.
巻: 35 号: 8 ページ: 773-780
10.1038/nbt.3876
Nature Chemistry
巻: 9 号: 3 ページ: 279-286
10.1038/nchem.2648
Angew Chem Int Ed
巻: 55 号: 33 ページ: 9620-9624
10.1002/anie.201603328
40021583957
BMC Cancer
巻: 16 号: 1 ページ: 411-411
10.1186/s12885-016-2421-z
120005773989
Sci Rep.
巻: 6 号: 1 ページ: 27525-27525
10.1038/srep27525
巻: 6 号: 1 ページ: 26399-26399
10.1038/srep26399
http://cbmi.m.u-tokyo.ac.jp/
http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~taisha/