研究課題/領域番号 |
16H02652
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西村 正治 北海道大学, 医学研究院, 名誉教授 (00208224)
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研究分担者 |
鈴木 雅 北海道大学, 大学病院, 助教 (10374290)
今野 哲 北海道大学, 医学研究院, 教授 (20399835)
清水 薫子 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (40399853)
牧田 比呂仁 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (70533537)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
47,060千円 (直接経費: 36,200千円、間接経費: 10,860千円)
2019年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2018年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2017年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2016年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | 気管支喘息 / COPF / コホート / 閉塞性肺疾患 / COPD / 慢性閉塞性肺疾患 / コホート研究 / オーバーラップ |
研究成果の概要 |
北海道難治性喘息コホート研究:初回登録時のデータを用い、内臓脂肪と喘息症状との関連、肺拡散能と喫煙喘息との関連について報告 をおこなった。現在は、前向き観察研究の結果を用い、呼吸機能の経年変化に影響する因子の解析が進行している。
気管支喘息とCOPDの合併病態に焦点を当てた慢性気道疾患患者の包括的前向きコホート研究 (PIRICA study) :気管支喘息、COPD、肺気腫、慢性気管支炎のいずれかと医師により診断された55歳以上の患者を対象に広く登録し、前向観察研究が展開中である。約700例の症例登録が完了し、今後目標数は1150例の登録完了を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性気道炎症、気流閉塞を特徴とする気管支喘息と慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、独自の定義と異なる研究施設により別個に扱われてきた。喘息研究では喫煙者が除外され、COPD研究では喘息症状を有する患者が除外され、高い喫煙率を有し高齢化社会を迎える本邦において、閉塞性障害を有する大半の患者が研究対象外となっている。近年、両疾患の共通病態を示す群が注目され、喘息-COPDオーバーラップ(ACO)という疾患概念が提唱された。本研究では前向き観察研究の結果を元に、気管支喘息とCOPDの共通病態及び閉塞性肺疾患の多様性の理解に向け、実臨床に還元すべくエビデンスを構築することを目的とする。
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