研究課題/領域番号 |
16H02715
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 勇 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 名誉教授 (80093334)
|
研究分担者 |
鈴木 伸二 近畿大学, 総合社会学部, 准教授 (10423013)
長津 一史 東洋大学, 社会学部, 教授 (20324676)
平田 昌弘 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (30396337)
内藤 大輔 京都大学, 農学研究科, 特定准教授 (30616016)
飯塚 宜子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 研究員 (60792752)
市川 昌広 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (80390706)
赤嶺 淳 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
塩寺 さとみ 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 研究員 (60621117)
小坂 康之 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (70444487)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
41,600千円 (直接経費: 32,000千円、間接経費: 9,600千円)
2019年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2017年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2016年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
|
キーワード | 生態資源 / 東南アジア海域社会 / モンスーン区 / ユーラシア大陸 / 茶 / 牧畜 / 沈香 / 先住民文化 / マツタケ / 泥炭湿地林 |
研究成果の概要 |
今回の研究では東南アジア海域世界からユーラシア大陸にかけての生態資源の劣化と保全についての現状を把握し、今後の方策を模索することであった。 4年間にわたり各地で生態資源、主として沈香、茶、牧畜、森林、観光資源について広域な調査を行った。各生態資源の利用が外圧によって変化を余儀なくされつつも、なおかつ、独自の方法を堅持していこうという姿勢が見られ、そのことが他地域ではみられない特殊性を強固にしていくいい方向に向いているという現実であった。また東南アジアの海産資源やバジャウの生態資源に対す姿勢、ベトナムやインドネシアの森林破壊の歴史、森林認証制度の研究も行い、成果を『生態資源』としてまとめた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究計画の学術的特異点は、ユーラシア大陸と東南アジア海域世界という広大な地域を舞台に、生態資源の動態について研究活動を行った点にある。その成果は『生態資源―モノ、場、ヒトを生かす世界』(山田勇、赤嶺淳、平田昌弘編著、昭和堂)として出版、さらに平田の『ユーラシア乳文化』赤嶺訳の『マツタケ』、長津の『国境を生きる』の三冊が上梓された。 現在攪乱と劣化が進む生態資源に対し、各研究者が現場を通して論じた社会的意義は大きい。現実に比較研究をおこなうとすると、ある程度の実績を持った実力ある研究者が揃うことが必要となる。そういう意味でも画期的な比較研究が出来、社会に与える影響は大きいと思われる。
|