研究課題/領域番号 |
16H02723
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
大友 一雄 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30169007)
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研究分担者 |
湯上 良 学習院大学, 文学部, 助教 (30772363)
西村 慎太郎 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (90383546)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
42,120千円 (直接経費: 32,400千円、間接経費: 9,720千円)
2020年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2019年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2018年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2016年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | キリシタン / マリオ・マレガ / アーカイブズ / 豊後 / バチカン / 宣教師 / サレジオ大学 / 類族 / バチカン図書館 / バチカン文書館 / くずし字 / データベース / 臼杵藩 / 保存修復 / 日本史 / 切支丹 / マレガ |
研究成果の概要 |
バチカン図書館で発見されたマレガ神父収集資料群1万数千点を、アーカイブズ学に基づく調査と、イタリアの文書館の研究者との交流を通じた検証を踏まえて構造分析を実践し、その成果を日本語・英語で公表した。 本研究は2017年にはポルトガル・リスボンで開催された欧州日本研究協会(EAJS)の会議、同年日本バチカン国交樹立75周年記念シンポジウム(東京)、バチカン図書館長を招聘した大分国際シンポジウム(2019)などで発表した。また、資料群の構造分析に基づき「マリオ・マレガ資料データベース」(多言語)を公開した。研究論文集は2021年に出版を予定する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、バチカン図書館との連携によりマレガ収集資料群1万数千点を構造化し、インターネットを通じて公開し、一般利用を広く実現したことにある。資料の大半は臼杵藩宗門方役所の資料群であり、キリシタン・類族統制に関する資料群がこれほどの規模で発見された事例は外にない。また、近世初期から幕末に至る本資料群は地域史料としても大いに期待される内容であり、多方面からの活用が考えられ、社会的意義は大きい。さらに収集者であるマレガ神父の活動分析を通じて資料の来歴なども解明した。本研究により、公開と利用のための基本情報が集約されたといえる。
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