研究課題/領域番号 |
16H02764
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
江頭 靖幸 東京工科大学, 工学部, 教授 (70223633)
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研究分担者 |
酒井 裕司 工学院大学, 先進工学部, 准教授 (40361513)
高橋 伸英 信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (40377651)
菅沼 秀樹 信州大学, 繊維学部, 特任助教 (90447235)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
41,210千円 (直接経費: 31,700千円、間接経費: 9,510千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 耐塩性樹種 / 塩害対策植林 / 湛水害対策植林 / 蒸散速度 / 蒸散速 / 環境技術 / 塩害 / 植林システム / 湛水害 |
研究成果の概要 |
西オーストラリアでの森林伐採に起因する地下水アンバランスが原因となった塩害・湛水害への対策を念頭に、塩害・湛水害の生じた農場内の耕作放棄農地への耐塩性蒸散促進樹種の植林の可能性を検討した。耕作放棄地内に設置した試験植林サイトではどの樹種も高い活着率を示した。土壌に塩分を含む耕作放棄地内での蒸散量の変化を樹液流センサーによる長期測定によって検討した。また、農地内の谷間にあたる部分に生じる塩湖状の領域周辺での地下水レベルについて検討し、周辺の地下水盆の水位が塩湖状領域よりも高い位置にあることを見いだした。これは耕作放棄地の面積が湧水と蒸散のダイナミックなバランスで決まることを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
西オーストラリアでの森林伐採に起因する地下水アンバランスが原因となった塩害・湛水害への対策として農耕地内に植林を行うことが有効であることは既に明らかになっているが、一部とはいえ農耕地を潰して植林を行う、という行為への抵抗感は依然として大きい。すでに耕作を放棄した場所への植林であれば受け入れやすいが、そのような土地でも植林可能な樹種がある、ということは実証的に示される必要がある。 本研究では耐塩性蒸散促進樹種の生理的な特性と並んで、比較的規模の大きな耕作放棄地への植林を行うことで、有効性の実証のスタート地点に立つことができた。
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