研究課題/領域番号 |
16H02798
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
品川 高廣 東京大学, 情報基盤センター, 准教授 (40361745)
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研究分担者 |
加藤 和彦 筑波大学, システム情報系, 教授 (90224493)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 仮想化技術 / オンデマンドネステッド仮想化 / オペレーティングシステム |
研究成果の概要 |
申請者が研究開発してきた準パススルー型という独創的アーキテクチャの仮想マシンモニタ「BitVisor」を発展させ、複雑なオペレーティングシステムの機能を補完してシステム全体の安全性や機能・性能を向上させるための安全かつ軽量なソフトウェア・プラットフォームを実現するための研究をおこなった。その結果、ベアメタルクラウドにおけるライブマイグレーションの実現やハードウェアに対する攻撃の防止、ハードウェア故障に対するOSのデバイスドライバの信頼性向上、BPFによる分散フィルタリングなど様々なケースにおける準パススルー型アーキテクチャの有効性を実証して、国際会議・ジャーナル論文として成果を公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンピュータシステムはますます複雑化しており、そのセキュリティを担保したり適切に管理することは依然として難しい。本研究では、我々が提案した準パススルー型という独創的なアーキテクチャを応用することで、ブラックボックスとなっているオペレーティングシステム(OS)の機能に依存することなく、様々なセキュリティ機能や管理機能をあとから追加できる枠組みを実現できることを様々なユースケースで実証した。これにより、既存のOSをそのまま再利用しつつ、それを補完する形で独自の強力なセキュリティ機能や管理機能をオープンに実現することが可能になり、現在のシステムをすぐに強化できる実用的なシステムの実現可能性を示した。
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