研究課題/領域番号 |
16H02813
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
佐藤 文明 東邦大学, 理学部, 教授 (40273164)
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研究分担者 |
金岡 晃 東邦大学, 理学部, 准教授 (00455924)
白鳥 則郎 中央大学, 研究開発機構, 機構教授 (60111316)
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研究協力者 |
宮西 洋太郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 秘密計算 / 秘密分散 / クラウドコンピューティング / セキュリティ / 暗号 / 安全性分析 / 情報システム / セキュア・ネットワーク / ディペンダブル・コンピューティング / 暗号・認証等 |
研究成果の概要 |
実数に基づく簡易型秘密計算方式を提案し、クラウド間で中間結果を安全に交換することで中間結果をクライアントに戻すことなく効率よく計算する方法を確立した。また、FFT、位置情報の範囲検索、外れ値の検出、機械学習などへの適用方法を示した。更にクラウドの安全性を分析する方法として、ハードウェア信頼性を扱う従来の信頼性理論の手法に倣い、安全性を定量的に評価するためのモデルを提案した。ハードウェアの信頼性、ソフトウェア及び人間系の安全性を含めた情報システム全体としての安全性を確率モデルによって定式化する方法を提案し評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、企業やその他の組織において、内部不正による情報セキュリティ事故が原因で事業の根幹を脅かすような事案が目立つようになってきた。秘密分散に基づく秘密計算技術は、一部のクラウドから情報漏洩しても、元の情報は再現できないため情報漏洩対策として有効である。また、我々の提案する実数による簡易型秘密計算は、既存の方式より通信量やサーバが保持するシェアの量が少なくて済み、大規模なデータベースや教師データを使った深層学習にも適用しやすいため、今後のAIを用いた多くのシステムにも利用できる技術となる。
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