研究課題/領域番号 |
16H02814
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
佐藤 健哉 同志社大学, 理工学部, 教授 (20388044)
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研究分担者 |
岩井 誠人 同志社大学, 理工学部, 教授 (70411064)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | V2X通信 / セキュリティ / コネクテッドカー / ITS / コンピュータネットワーク / 知的交通システム / 自動運転 / ネットワークシステム / ネットワーク / IoT / 高度道路交通システム(ITS) / 移動体通信 / セキュア・ネットワーク / 組込みシステム / 情報システム |
研究成果の概要 |
ITSネットワークにおけるセキュリティ・プライバシは,一般的なインターネットと求められる要件が異なる.具体的には,移動に伴って各車両は車両ID,位置と速度の情報を定期的にブロードキャストし,周辺車両はその情報を受信することで衝突回避などの安全性の向上を図る.この特性を利用し,車両なりすまし行為の検知,不正データの検出を行う方法を開発し,シミュレーションにより有効性を示した.車両情報の偽装行為を対策し閾値を増加させることで,不正データの検知率が向上することを示した.また,悪意のある車両を発見した場合,その車両が移動しても,トラッキングして悪意ある情報を遮断する方法も開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
つながるクルマや協調型自動運転の分野において,ハッキングによる車両乗っ取りや個人情報の不正取得など,セキュリティやプライバシの保護が求められている.一般的なインターネットではすでに様々な技術の研究開発が行われているが, ITSネットワークにおいては,リアルタイム性,車両走行の安全性,組込みシステムへの適用性などの観点から実際のシステムへの実装と性能評価についてほとんど考慮されていない.本研究では,車両の移動やITSネットワークの特性を利用するという新しい観点で,セキュリティ・プライバシ保護に関する技術を開発した.企業コンソーシアム(DM2.0)での開発に貢献し,総務省の実証実験にも参加した.
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