研究課題/領域番号 |
16H02815
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
大崎 博之 関西学院大学, 理工学部, 教授 (00294166)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | ネットワークアーキテクチャ / 情報指向ネットワーク / 大規模ネットワーク / ネットワークモデル化 / 情報ネットワーク / トランスポートプロトコル / モデル化 / 制御 |
研究成果の概要 |
近年、従来のTCP/IPネットワークのような、情報を転送するホストを主体としたネットワークではなく、転送されるデータを主体としたネットワーク(情報指向ネットワーク)が注目を浴びている。本研究では、大規模な情報指向ネットワークのためのトランスポート層プロトコル設計論を確立し、効率的なトランスポート層プロトコルを実現することを目指して研究を実施した。その結果、AIMD型ウィンドウフロー制御方式におけるフローレベルのダイナミクスを流体近似法によってモデル化した。また、確率的なコンテンツ要求パケット集約機構や高速なパケット損失検出機構を考案し、トランスポート層プロトコルの効率化を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの情報指向ネットワークの研究は、そのほとんどがOSI階層モデルにおける第3層(ネットワーク層)に留まっており、第4層(トランスポート層)をどう実現すれば良いかは、設計論の欠如も原因となり停滞していた。本研究では、大規模な情報指向ネットワークにおける、トランスポート層の挙動も含めたフローレベルのダイナミクスを遅延微分方程式によって記述した。これにより、トランスポート層を含めた大規模情報指向ネットワークの特性分析やプロトコル設計が可能となった。
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