研究課題/領域番号 |
16H02819
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
マルチメディア・データベース
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山口 健 日本大学, 理工学部, 准教授 (90434125)
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研究分担者 |
吉川 浩 日本大学, 理工学部, 教授 (20182735)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | 体積型ホログラム / 出力装置 / フルカラー / 時分割露光 / 同時露光 / 露光の重ね合わせ / 計算機合成ホログラム / 光学系設計 / 制御システム / 干渉 / 視差 / オーバーラップ / 計算範囲 / 再生像 / 記録光学系 / ホログラフィ / 干渉計算 / フルカラー光学系 / 撮影 / 3次元ディスプレイ / 高速計算 / GPU / GPU計算 |
研究成果の概要 |
本研究では,フルカラーの3次元像が再生可能な体積型ホログラムを直接出力可能なシステムの開発を行った.記録用の光学系として時分割記録方式と同時露光方式について検討を行った.時分割方式では,フルカラーの像を確認することはできたが,鮮明な像が得にくいという結果が得られた.同時露光方式については,現在も研究中である.次に,干渉縞計算の高速化のため,CPUを用いた方式からGPUを用いた方式に変更した.その結果,シングルGPUで約15倍,マルチGPUでは約27倍の計算の高速化を実現した.再生像の質の向上のため,記録位置を一部重ねる手法を提案し,シミュレーションによる効果を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発を行っている体積型ホログラムプリンタは,特別な技術を有していなくとも誰もが簡単にホログラムを出力できるシステムになる.我々の提案している体積型ホログラム物体波面を再生することが可能であるため,計算する際のデータがあれば物体の質感をそのまま再生することも可能である.計算に関しても,GPUを用いた計算を取り入れることで,これまでよりも数倍から数十倍の計算速度を実現することができた.また,記録する際の質についても,今回提案したフィルタをかけた一部を重ねる手法を用いることで,撮影時間をそこまで犠牲にすることなく,再生像の質を向上できると考えられる.
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