研究課題/領域番号 |
16H02820
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
マルチメディア・データベース
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
上平 員丈 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (50339892)
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研究分担者 |
海野 浩 神奈川工科大学, 情報学部, 助教 (40387080)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | マルチメディア情報表現 / 情報ハイディング / 光情報処理 / 深層学習 / 肖像権 / マルティメディア情報表現 |
研究成果の概要 |
不可視に構造化した光を実物体に照射し、その撮像画像に情報を埋め込む技術を研究した。主な成果は以下の通りである。 色差信号で光を構造化して情報を埋め込めば、情報の読み出しを高精度化できること、および埋め込まれた情報がJPEG圧縮に対して耐性を有することを明らかにした。トレードオフ関係にある埋め込み情報の高密度化と不可視性を同時に満たす方法として、光で書き込んだ情報を消去し、同情報をデジタル処理により再度埋め込む方法を提案し、その効果を実証した。また、情報消去にGANの使用が有効であることを明らかにした。本方法により、2次元画像中に3次元情報の埋め込みを可能にし、本技術の応用範囲の拡大を可能にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、光を利用した実空間、実物体ベースの新しいメディア表現法を創出したという点にある。また、実物体の肖像権、著作権の保護、実物体撮像画像の本物証明、3次元空間の再構成など、いずれも従来は不可能であったことが実現でき、学術的だけでなく社会的意義も大きく大きなインパクトを与えることが期待できる。さらに、撮影時に、被写体となる実物体に関する情報をその物体象に重畳して埋め込むことができ、必要に応じてその情報を取り出して利用するという新しい画像情報の形態を創出する点でも大きな意義がある。
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