研究課題/領域番号 |
16H02838
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 純真学園大学 (2020-2021) 東北学院大学 (2018-2019) 九州大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
伊藤 一仁 純真学園大学, 医療工学科, 准教授 (80443167)
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研究分担者 |
森 周司 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (10239600)
松尾 行雄 東北学院大学, 教養学部, 教授 (40323117)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 聴覚 / 骨導音 / 可聴上限周波数 / 蝸牛増幅機構 / 老人性難聴 / 気導聴力 / 気導聴覚 / 骨導聴覚 / 等ラウドネス特性 / 骨導知覚 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヒトの聴覚における蝸牛増幅機能のトノトピックな制限が、生来的な気導聴力における約20 kHzの上限周波数を決定していることを、骨導という特殊な聴覚を利用して検証した。 また、この骨導聴覚によって、ヒトが加齢に伴って罹患する初期の老人性難聴は蝸牛増幅機能の高周波域からの減退を主な要因としていることが示唆された。さらに、初期老人性難聴の罹患状況を表す指標として、高周波帯域における骨導ピッチ知覚特性の変容が利用可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢と共に進行する聴覚障害である老人性難聴は、高齢者の生活の質を落とす要因であるばかりか、認知症を進行させる原因の一つでもある。また、携帯音楽プレーヤーの普及は若年層からの罹患を促進させる可能性がある。それ故、若年期からの検査・診断および予防が重要性を増す。 本研究はこのような加齢性の聴覚障害の検査・診断に骨導聴覚を利用する事の有効性を証明した。そして、この研究の成果や、このような新たな検査法の発信・提起により、老人性難聴や他の聴力障害が抱える問題を社会により広く認知させ、潜在的な補聴器市場の活性化や、より優れた補聴システムの開発、並びに根源的な治療法の開発の促進に繋げていけると考えられる。
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