研究課題/領域番号 |
16H02840
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
高橋 晋 同志社大学, 脳科学研究科, 教授 (20510960)
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研究分担者 |
藤山 文乃 同志社大学, 脳科学研究科, 教授 (20244022)
苅部 冬紀 同志社大学, 研究開発推進機構, 准教授 (60312279)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 場所細胞 / 認知科学 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
行動計画に関わる記憶の想起に海馬のシータ波が深く関与することを解明した。数十ミリ秒内に再活性化されるリプレイ現象を操作するための技術開発においては、電気生理学的記録法と光遺伝学を活用した神経刺激法それぞれにおいて、飛躍的な進展があった。更に、それらの手法をリアルタイムに直結することで、シータ帯域脳波の特定位相に合わせて、パルブアルブミン陽性細胞だけの活動を選択的かつリアルタイムに操作する手法の開発において進展があった。加えて、エピソード記憶の想起メカニズムを調べるためには、動物に対して同一の外部環境下で複数のエピソードを経験させる課題を構築するための再構成可能な迷路を開発することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、エピソード記憶の脳内神経機構を神経細胞レベルで理解することができれば、認知神経科学の進展に寄与することはもちろんのこと、その波及効果は、アルツハイマー型認知症を含む認知障害の早期発見システムの開発から、最近開発が進んでいるブレイン-マシン・インタフェース(BMI)、すなわち脳の神経活動だけで外部機器を操作するシステムに、将来の行動の意図を解読する機能を付加することも可能となる。
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