研究課題/領域番号 |
16H02889
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
古橋 武 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60209187)
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研究分担者 |
吉川 大弘 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (20303753)
ジメネス フェリックス 愛知県立大学, 情報科学部, 助教 (60781507)
中村 剛士 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90303693)
加納 政芳 中京大学, 工学部, 教授 (90387621)
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研究協力者 |
橋本 学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | ソフトコンピューティング / 感性ロボティクス / ヒューマンロボットインタラクション / ヒューマンロボットインタクション / 感性情報学 / 人工知能 / 教育工学 / 教育支援ロボット |
研究成果の概要 |
本研究では,学習者に飽きられることなく共に学び合う教育支援ロボットを開発した.多様な表情変化および身体動作が可能なタブレット型教育支援ロボットTabotを開発し,Tabotを用いて表情変化と身体動作を組み合わせる共感表出法を提案した.共感表出法は,ロボットが学習者に共感するような感情を表出する手法である.実験により,共感表出法を搭載したロボットが,学習者のロボットに対する飽きを軽減し,学習者に好印象を与えることを示した.また,交互に問題を解き合う協調学習を促すロボットの行動モデルを開発した.実験により,行動モデルを搭載したロボットは,学習者と協調学習を行えることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,高齢者,学習遅延児童,自閉症スペクトラム障害児などに対して,家庭学習における教育支援の重要性が指摘されている.本研究のTabotは,タブレットを用いているため低価格化が容易であり,普及を期待できる.本研究における共感表出法および行動モデルをロボットに搭載することで,家庭学習においてロボットと共に学び合う学習環境を実現でき,求められている教育支援のニーズに応えられる可能性を持つ.また,Tabotは,従来ロボットでは不可能であった多様な身体動作と表情変化の同時駆動が可能であり,人との相互作用の検証実験に活用できるため,ロボット工学や心理学の発展に大きく貢献できると期待される.
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