研究課題/領域番号 |
16H02936
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松見 豊 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 研究員 (30209605)
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研究分担者 |
中山 智喜 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 准教授 (40377784)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2016年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 大気環境 / エアロゾル / 光散乱角度分布 / 光学特性 / 大気微粒子 / 健康影響 / 光散乱 / レーザ / 小型大気計測器 / 環境 / 気候変動 / PM2.5 / 光散乱特性 / レーザー / ネフェロメータ |
研究成果の概要 |
粒子1粒ずつの個別粒子の光散乱角度分布が測定可能な角度分解型ネフェロメータの装置および解析ソフトを製作して、様々なエアロゾルを測定した。実験室において、標準的な種々の粒子の光散乱の特性を明らかにした。開発した装置で実際の大気のエアロゾルの個々の粒子の光散乱角度分布を測定して、その粒子のサイズ、形状、屈折率が計測可能であることを実証した。レーザー気化イオン化質量分析計やエアロゾル質量分析計、あるいは従来型のハイボリュームサンプラと実験室での化学分析作業などを同時に行って、大気中に存在するエアロゾルの組成を正確にモニターしながら、化学組成と光散乱特性の対応をあきらかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PM2.5 などのエアロゾルの健康影響は、単に質量濃度だけで決まるのではなく、その化学成分がどのようになっているかが、非常に重要な問題であると考えられるので、リアルタイムでの組成測定は非常に重要である。また、エアロゾルの太陽光の吸収・散乱による気候に対する「直接効果」は、将来の気候変動を正確に予測する際の不確定要素の一つとなっている。エアロゾル粒子の光学特性に関するデータは、地球環境の将来予測にも重要な役割を果たす。本研究では、大気エアロゾルの一粒ずつの光散乱角度分布を正確に調べることができ、さらその光散乱特性からエアロゾル粒子の組成をリアルタイムで推定することができるものを開発している。
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