研究課題/領域番号 |
16H02968
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
木村 浩之 静岡大学, グリーン科学技術研究所, 教授 (30377717)
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研究分担者 |
木庭 啓介 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (90311745)
光延 聖 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (70537951)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 微生物 / 地下圏 / 脱窒 / メタン生成 / 発酵 / 物質循環 / 地下水流動 / 地殻変動 / 窒素循環 |
研究成果の概要 |
付加体は、海洋プレートが沈み込む際に海底堆積物が陸側プレートの縁辺部に付加してできた厚い堆積層である。これまで、付加体の深部帯水層から嫌気性の地下水と付随ガスが採取され、付随ガスに含まれるメタンの生成機構について解明されてきたが、窒素ガスの生成機構については知見がなかった。本研究課題では、付加体の地下水に有機基質および硝酸を添加した嫌気培養実験を試みた。その結果、微生物による高い窒素ガス生産(脱窒)ポテンシャルが示された。また、地下水に含まれる微生物群集の遺伝子を解析した結果、脱窒細菌の存在が示された。そして、メタン生成菌と脱窒細菌が有機基質の利用において競合している可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
付加体は、西南日本の太平洋側の地域に広く分布する厚い堆積層である。本研究課題では、付加体の深部帯水層における炭素循環および窒素循環についての新たな知見を数多く得ることができた。そして、地の利を活かした日本発の特色ある研究を推進できた。また、地殻変動が頻繁に発生する付加体の深部帯水層での炭素循環に関する知見が得られたことから、温暖化メカニズムの解明にも貢献した。さらに、本研究課題において深部地下圏での微生物による脱窒プロセスや炭素循環、窒素循環を総合的に理解したことにより、新エネルギーの開発に必要な基盤情報の提供に繋がった。
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