研究課題/領域番号 |
16H02978
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
岩淵 範之 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (90328708)
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研究分担者 |
片山 義博 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (10214339)
松藤 寛 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (70287605)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | リグニン / 有機蛍光物質 / 未利用バイオマス / 木質バイオマス / バイオプロセス / リグニン有効利用 / sustainable chemistry / Pseudomonas / Pseudomonas sp. ITH-SA-1 / 非ベンゼン系有機蛍光物質 / シリングアルデヒド / 非バイオプロセス / 環境技術 / 微生物変換 |
研究成果の概要 |
われわれはこれまでに、Pseudomonas sp. ITH-SA-1株が、低分子リグニン類を変換・重合し、結果として、ベンゼン環構造を含まない新規有機蛍光物質(NAPSFA)を生産することを明らかにしている。本研究では、その利用技術が限られている木質バイオマスからリグニン画分を抽出し、NAPSFAを効果的に生産するための基礎的基盤を明らかにすることを目的とした。その結果、各種生産条件を検討したところ、微生物を加えない非バイオプロセスでも生産されることが見出された。これは、NAPSFAは、より簡便で反応がシンプルな系でも生産できることを意味しており、今後の応用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らは、これまでに、有機蛍光物質でありながらその構造中にベンゼン環構造を有しない世界初の有機蛍光物質を発見した。本蛍光物質は廃木材等に含まれる低分子成分を微生物が変換して出来ることから、本研究では、その効果的な生産方法を検討した。その結果、微生物を使わない非バイオプロセスでも生産できることが明らかとなり、大量生産への道筋を立てた。本有機蛍光物質は、その性質から幅広い応用の可能性が見出されており、本研究成果は、学術的、産業的に重要な意義をもつものと考えられた。
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