研究課題/領域番号 |
16H03017
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
|
研究機関 | 国立研究開発法人土木研究所 (2017-2019) 神戸大学 (2016) |
研究代表者 |
四辻 裕文 国立研究開発法人土木研究所, 土木研究所(寒地土木研究所), 研究員 (40625026)
|
研究分担者 |
喜多 秀行 神戸大学, 工学研究科, 教授 (50135521)
松本 修一 文教大学, 情報学部, 准教授 (60389210)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 路面表示 / 配列 / 実験 / 誘導 / アフォーダンス / オプティックフロー / ベクション / 配列デザイン / 規格デザイン |
研究成果の概要 |
本研究課題では、路面表示の配列デザインは、交通の減速傾向の増加と加速傾向の減少、並びに、車速誘導の効果をもたらす可能性があることが明らかになった。室内実験・屋外実験・現地試験での検証の結果、カーブ通過に適した速度よりも大きな車速で路面表示上を通過する自動車に対して、配列デザインは効果的であり、カーブ緩急に応じて配列デザインを変えるほうが望ましい。急なカーブでは路面表示の間隔減少率を終盤で大きくした配列のパターンが効果的であり、緩いカーブではそれを中盤で大きくしたパターンが効果的である。その一方で、カーブ通過に適した車速で通過する自動車に対して配列デザインの必要はない。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
道路線形に即した路面表示のデザイン方法論の構築は、既存の路面標示の性能高度化に寄与することで交通安全の向上に貢献できるものだと考える。本研究課題から得られた研究成果は、国内で交通工学研究会が発行する路面標示設置マニュアル、国外でFHWAが発行するMUTCD等にも記述が無く、これらの手引書に新たな知見を加えることができるものと位置付けられる。既存の手引書には減速マーク表示を道路線形に応じて設計するという思想がまだ見当たらないことから、本研究成果は、カーブに応じて弾力的に減速マーク表示を設計する必要性を訴えることができるインパクトをもつと考える。
|