研究課題/領域番号 |
16H03050
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松王 政浩 北海道大学, 理学研究院, 教授 (60333499)
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研究分担者 |
島谷 健一郎 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (70332129)
森元 良太 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 准教授 (70648500)
川本 思心 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (90593046)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 統計哲学 / 科学哲学 / 統計学教育 / 科学教育 / 統計教育 / ベイズ主義 / 頻度主義 / 統計の哲学 / 尤度主義 / 統計の歴史 / 認識論 |
研究成果の概要 |
まず統計学認識論の教育的実践として、様々な分野の学生および社会人が学ぶ北海道大学CoSTEPの受講生を対象とし、ベイズ統計学認識論の講義と演習を行った。これは、統計学認識論において今後核になると思われるベイズ統計学について、その基本思想と統計学における応用との関係を、受講生自身が様々な手がかりをもとに演習形式で考える授業である。この授業を通して、統計学認識論教育の基本的枠組みを作ることができた。また、プラハで開かれた科学哲学世界会議において、特別シンポジウムを開催し、とりわけベイズ統計認識論についての発表および討議を行い、頻度主義との関係等について今後の思想的課題を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の統計学教育は、主に頻度主義統計(統計テスト)についてトップダウンに手法を教える形が中心だが、この研究により統計学の背景思想について教育に取り入れる道筋を示すことができた。単に座学(知識)として教えるのではなく、講義と学生どうしのディスカッションを通して背景思想のマッピングをさせることが、統計学認識論に眼を向けさせ、見方を定着させる上で非常に効果的なことが分かった。こうした成果は、新しい統計学教育の一つの手がかりになると思われる。
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