研究課題/領域番号 |
16H03081
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
鈴木 克明 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (90206467)
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研究分担者 |
平岡 斉士 熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (80456772)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | インストラクショナルデザイン / 教育工学 / 専門家養成ワークショップ / 教授学習支援システム / PAC |
研究成果の概要 |
本研究は、教育設計(インストラクショナルデザイン、以下ID)専門家の基礎的なスキル養成に取り組んできた研究を発展させ、対象領域の固有性と教員のこだわりを反映させた改善案を提案できる応用力育成を目指した上級者向けワークショップを構築・試行したものである。「ある領域の学びから多くの収穫を得るための8つの問い」を枠組みとして大学教員へのヒアリングを実施し、その結果をもとに考案した半構造化インタビュー手法を事前課題として組み込んだ特定領域に強いID専門家養成研修ワークショップを設計・試行し、上級専門職コミュニティ構築を含めて十分な成果を得た。研究の成果は、IDポータルサイトにおいて公開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、大学教育の質向上に不可欠なファカルティデベロップメントを実施する際に、内容の高い専門性を有する大学教員と対峙するために不可欠となる教育設計専門家の職能を上級レベルまで引き上げるための実践的価値がある研修方法を具体化したことにその意義がある。教育設計の専門性からの助言を優先するのではなく、当該学術領域の固有性と担当教員のこだわりを優先し、担当教員が漠然と欲してはいたが明確に描き切れてなかった理想を実現するための、現実的な改善策を提案する手順を明らかにした。また、長期間に及ぶ教員との関係構築を重視し、持続可能な助言者になる基礎を共有する教育設計専門家共同体の構築の端緒も得ることができた。
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