研究課題/領域番号 |
16H03086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
赤倉 貴子 東京理科大学, 工学部情報工学科, 教授 (80212398)
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研究分担者 |
古田 壮宏 奈良教育大学, 教育連携講座, 准教授 (60453825)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 教授学習支援システム / eテスティング / アイテムバンク / 授業評価 / システム開発 |
研究成果の概要 |
本研究は、講義に適応した項目で授業評価できるシステムの開発を目的とした。まず、出題していない項目の回答結果を、出題した項目から推定できるモデルを構築した。モデルは授業評価項目の抽象的な項目と具体的な項目間の関係性をベイジアンネットワークを用いて階層的に表現した「階層型アイテムバンク」として構築した。そして、講義内容に適応した評価項目で授業評価を行うことができ、前回までに評価得点の低かった項目については、その項目を細分化した下位レイヤの項目を選択して評価項目群を生成して評価を行うことのできる授業評価支援システムを開発した。評価実験の結果、開発したシステムは授業の良い点の把握に役立つと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの多くの授業評価は、画一的かつ同一項目で実施されており、授業改善に役立つデータが十分に得られなかったという課題に対して、本研究は、講義内容に適応した授業評価ができるシステムの開発を目的とした。方法論として、上位レイヤから下位レイヤの階層を持つアイテムバンクを構築することによって、前回講義までに評価得点の低かった項目については、その項目を細分化した下位レイヤの項目から評価項目を抽出できるようにしたこと、出題していない項目の結果を出題した項目から推定できるようにしたことが特徴である。画一的な授業評価とは一線を画し、今後のFD研究の新しい展開に寄与し、大学の授業改善へ一石を投じるものである。
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