研究課題/領域番号 |
16H03092
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
柿原 泰 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (60345402)
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研究分担者 |
藤岡 毅 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 客員教授 (60826981)
山内 知也 神戸大学, 海事科学研究科, 教授 (40211619)
高橋 博子 名古屋大学, 法学研究科, 研究員 (00364117)
林 衛 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (60432118)
中原 聖乃 総合地球環境学研究所, 研究部, 研究員 (00570053)
中尾 麻伊香 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 助教 (10749724)
市川 浩 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (00212994)
布川 弘 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (30294474)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 科学史 / 放射線 / 健康影響 / 原発事故 / 疫学 / 放射線防護基準 / 福島 / チェルノブイリ / 調査研究の倫理 / ICRP / 被爆者 / 健康影響調査 / 研究倫理 / UNSCEAR / 甲状腺がん / 被害調査 |
研究成果の概要 |
本研究は、放射線影響をめぐる科学的な調査研究について、その形成と展開を歴史的に解明するとともに、それらが国際機関等の場でどのように評価され、防護基準の策定にいかにいかされたのかの経緯を解明することを目的とし、広島・長崎の原爆被害者に対する調査研究からチェルノブイリや福島の原発事故による影響まで、科学史を軸に据えつつ、歴史と現状の両面から、学際的に研究を進めてきた。他のグループとの共催のものも含め、学会等でのシンポジウムや公開の国際ワークショップを含めた複数の研究会合等を企画・開催し、研究成果の発表を行なうことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、放射線影響研究に関する科学的・歴史的な側面からの研究だけでなく、放射線防護基準の策定をめぐる国際的な諸関係や科学と政治のダイナミクスを捉えた分析・検討をあわせて行なったところに学術的意義があり、それらの研究によって、被害者の救済や防護政策の問題点などの、現在、重要な社会的問題となっている課題へ示唆を与えることに繋げようとしているところに社会的意義を有していると考える。
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