研究課題/領域番号 |
16H03093
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
戸田山 和久 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (90217513)
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研究分担者 |
久木田 水生 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (10648869)
間瀬 健二 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (30345855)
唐沢 かおり 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (50249348)
鈴木 泰博 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (50292983)
秋庭 史典 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (80252401)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | シンギュラリティ / 幸福 / 知的システム / 価値 / 科学技術社会論 / 人工知能 / 科学哲学 / 応用倫理 / 概念工学 / ロボット / 知性 / 人間観 / 倫理 |
研究成果の概要 |
人類より知的な人工システムが技術的に可能になる日であるとされる「シンギュラリティ」を巡って、まずその技術予測としての妥当性を検討するとともに、そこで用いられている「人類よりも知的」等の諸概念の意味を検討し、整理した。 次いで、その基礎作業の上に、シンギュラリティがいかなるものであるにせよ、それに類するものが近未来に可能であるとの仮定の上で、予防的にシンギュラリティに人類はどのように対処すべきかを明確にした。最後に、知的人工システムの開発をどのようにコントロールすべきかを展望した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シンギュラリティないし知的人工システムが実現したのちに、あるいはそれを想像した上で、それにどう対処しようかとだけ考えるのは合理的ではない。知的人工システムの開発をどのような方向に向けてコントロールすべきかを考える必要がある。しかしそのためには「幸福な人類の未来」という目標を設定した上で、その実現に向けて人工システムの開発を進めるというスケールの大きなバックキャスト型の思考が必要である。しかしながら、われわれは「幸福な人類の未来」を構想することがきわめて下手である。そこで、本研究のいわば副産物として、「幸福な人類の未来」を構想する力を育てる技術者向け研修プログラムを開発し実施している。
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