研究課題/領域番号 |
16H03104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
宇田津 徹朗 宮崎大学, 農学部, 教授 (00253807)
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研究分担者 |
田中 克典 弘前大学, 農学生命科学部, 助教 (00450213)
田崎 博之 愛媛大学, 埋蔵文化財調査室, 教授 (30155064)
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研究協力者 |
山本 悦世
井上 智博
佐藤 洋一郎
加藤 鎌司
石川 隆二
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | プラント・オパール / 遺伝情報の抽出 / イネの多様性評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、残留性に優れた植物遺存体の一つであるプラント・オパールに内在する遺伝情報を取り出し活用する技術を実用化レベルに引き上げるべく、次の3点に取り組んだ。 ①堆積環境・土性などが異なる生産遺構土壌における当該手法の有効性の検証、②土壌からのプラント・オパールの抽出工程の効率性と普及性の向上、③手法のマニュアル化と第3者による手法の実用性と効果の検証 結果、「水田土壌100gから分析に必要なプラント・オパールと内在する遺伝情報の抽出が可能であり、基礎実験スキルを有する者であれば、当該手法を利用できること」を明らかにでき、当該技術の実用化を達成できたと判断される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
稲作の存否の検証に用いられるイネのプラント・オパールから遺伝情報が得られることにより、稲作史研究における限界の一つであった「時間と空間を網羅したイネ情報の整備」への道が拓かれたと言え、国内外の関連研究分野の進展に大きく貢献できる成果と言える。 また、本研究により復元される過去のイネの遺伝情報は、学術研究のみならず育種など農学部分野における社会実装にも繋がる可能性を有する成果でもある。
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