研究課題/領域番号 |
16H03120
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鳥海 不二夫 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30377775)
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研究分担者 |
秋山 英三 筑波大学, システム情報系, 教授 (40317300)
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 教授 (70328574)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 社会的ジレンマ / 公共財ゲーム / マルチエージェントシミュレーション / 被験者実験 / 高次報酬懲罰系 / ソーシャルメディア / 社会システム / 計算社会科学 |
研究成果の概要 |
高次報酬懲罰系における社会的ジレンマの理論モデルの解析のための私的評価環境における解析手法を開発した. 高次報酬懲罰系社会構造の理論的フレームワークの構築で,一次報酬と二次報酬にリンケージがなくても,二次報酬行動が可視化されれば協調的社会が実現することを明らかにした.この結果は,被験者実験によって,他者のサンクション行動に対する信念が人々の協力行動に影響を与えることを示しことと整合性がある.また,二次の罰則は一次の罰則より高い協力率を維持することなどを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高次報酬懲罰系における社会的ジレンマについて,理論,実験,シミュレーションの3点からアプローチし,社会的ジレンマの性質およびその解消法について明らかにできた. 本研究結果は社会的ジレンマが存在する社会システムの構築の際に,その設計に寄与すると考えられる.たとえば,公共財としての知識共有システムの利用促進などへの応用が期待される.
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