研究課題/領域番号 |
16H03148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 山梨県富士山科学研究所 |
研究代表者 |
藤井 敏嗣 山梨県富士山科学研究所, その他部局等, 所長 (00092320)
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研究分担者 |
吉本 充宏 山梨県富士山科学研究所, その他部局等, 研究員 (20334287)
石峯 康浩 鹿児島大学, 地震火山地域防災センター, 特任准教授 (40450259)
山田 浩之 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 准教授 (80582907)
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研究協力者 |
立山 耕平
小林 秀敏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | 火山噴火 / 噴石 / 山小屋 / 補強 / シェルター / 衝突実験 / 水蒸気噴火 |
研究成果の概要 |
活火山を登山することの多い日本では,噴火時に既存の山小屋等を避難先として利用することが推奨されているにもかかわらず,山小屋の設計基準は定められていない。また、山小屋等の噴石への耐性を検討するために必要な噴石の飛来特性の理解も不十分である。本研究では、御嶽山2014年噴火と草津白根山2018年噴火の噴石調査を実施し、噴石の分布や速度推定を行った。また、噴石による被害状況の調査も行った。これらの現地調査の結果を踏まえ、模擬噴石を使用した衝突実験を実施して、既存山小屋の噴石耐性、および耐性強化素材を含む強化方法の検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本ではこれまで活火山の近傍に建設される木造構造物等への建築基準などが制定されていなかったが、本研究で得られた木造構造物の噴石に対する耐性のデータは、建築基準設定の基準となるデータとなると考えられる。また、本研究で提案された補強方法は、山小屋等の強化が検討されている地域において活用されると考えられる。また、本研究で明らかにされた噴石の分布や数密度のデータは、噴石の挙動を理解するための数値モデルを精緻化する上で最も重要なデータとなりうる。
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