研究課題/領域番号 |
16H03157
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
研究代表者 |
間島 隆博 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (30392690)
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研究分担者 |
高玉 圭樹 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (20345367)
渡部 大輔 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (30435771)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 輸送シミュレータ / 輸送システム / ネットワーク / 災害 / 防災 / 人道支援 / 災害時輸送シミュレータ / 輸送 / 災害時物資輸送シミュレータ / シミュレータ |
研究成果の概要 |
マルチエージェントシステムにより複合輸送(トラックや船舶といった複数の輸送機関にまたがる輸送)を表現することが可能な災害時物資輸送シミュレータを開発し、輸送拠点において、貨物の積替えが起こることが表現できるシミュレーションシステムを構築した。また、過去の震災の記録から、需要に比例した平等な物資配分が概ね妥当なことを確認し、エージェントの配送先決定過程に組み込んだ。 ボトルネック解析については、シミュレータの入力条件から、滞留が発生しやすい輸送拠点を推定出来る手法を開発するとともに、シミュレータには、荷役待ち行列の長さから待ち時間を推定する過程を導入し、ボトルネックを回避する動きが実現できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大規模災害における救援物資輸送は、混乱を繰り返している。各自治体は、災害時の物資輸送に関する体制を考慮して、防災計画に反映しているが、その計画は、輸送に係る個別の要素についての準備、計画であり、トータルシステムとして捉えた計画ではない。このため、どの程度の輸送量が確保できるのか、また、ボトルネックがどこにあるのか、把握出来ていない。 本件では、災害時物資輸送シミュレータ、および、輸送体制のボトルネック解析手法を研究開発し、社会的意義が大きい。また、災害時特有の平等な物資配分を一義的に考慮する問題設定は、これまでに無い新たな解析条件となり、学術的にも意義ある成果となる。
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