研究課題/領域番号 |
16H03165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
兵頭 政春 金沢大学, 機械工学系, 教授 (30359088)
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研究分担者 |
的場 修 神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (20282593)
宮内 哲 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター企画室, 嘱託 (80190734)
齋藤 伸吾 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所フロンティア創造総合研究室, 主任研究員 (80272532)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 生体情報・計測 / 医用光学 / 生体活動計測 / 角度分解計測 |
研究成果の概要 |
生体内部における光子の散乱吸収シミュレーションにより,角度分解計測法を用いることによって1つのプローブで生体深部における吸収係数変化の識別が可能であることを実証した.また,仮想的ダイポール型空間感度分布を仮定することにより,角度分解プローブの空間感度分布の特徴をほぼ完全に説明できることを明らかにした.さらに,角度分解プローブの空間感度分布を光拡散方程式の解析解を用いて合成できることを示し,時間分解計測に適用した結果,シミュレーション時間の大幅な短縮につながる見通しを得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,これまで先行研究例がほとんどなかった散乱光強度の角度分布に着目し,生体内での散乱・吸収特性の変化と散乱光強度の角度分布の関係を明らかにした点において学術的な意義がある.また,現在実用化されている光学的脳活動計測装置(NIRS)は計測装置としての性能限界に達しており,本研究の成果によって被験者への負担が少ない最小限のプローブ数で高精度に脳活動を計測可能な新しい計測装置の開発につながるとともに,我が国の技術を発展させて国際的なリーダーシップの獲得につながる意義がある.
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