研究課題/領域番号 |
16H03169
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩坂 正和 広島大学, ナノデバイス・バイオ融合科学研究所, 教授 (90243922)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
|
キーワード | バイオミメティクス / バイオフォトニクス / 生体磁気工学 / グアニン結晶 / マイクロ光学素子 / 光干渉 / モアレ縞 / 磁場配向 / 細胞 / マイクロミラー / 微結晶磁気応答 / バイオセンシング / 磁場 / 医療用デバイス / 生体内結晶 / 磁気応答 / マイクロ凝集体 / 細胞診断 / 光計測 / 生体由来微結晶 / 磁気制御 / 細胞計測制御 / 磁気MEMS |
研究成果の概要 |
グアニン結晶ミラー板の磁場下での回転およびマイクロ流路内での動きを高速撮影し、その光反射挙動を明らかにすることに成功した。最大4テスラのパルス強磁場発生装置を用い、グアニン結晶の高速磁気回転運動の様子を光反射の時系列変化で計測する技術を開発した。水溶液中でのグアニン結晶集団の向き磁気ピンセットで操作し、結晶板における光干渉パターン(モアレ縞)が、生体組織(培養骨芽細胞やクシクラゲの微小管)の構造に依存して変化することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
魚類が自然界にて光を効率良く利用するために進化の過程で獲得したバイオジェニック・ミラーを医療診断に用いる上でのヒントと活用手法について基礎研究を推進した。グアニン結晶ミラー板の磁場下での回転およびマイクロ流路内での動きを高速撮影し、医療用のミラーとして十分な応答性を有することを示した。また、結晶板における光干渉パターン(モアレ縞)が、生体組織(培養骨芽細胞)の構造に依存して変化することを明らかにできた。今後は、新たな細胞診断法へのグアニン結晶の応用が期待できる。
|