研究課題/領域番号 |
16H03184
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
菊池 明彦 東京理科大学, 基礎工学部材料工学科, 教授 (40266820)
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研究協力者 |
川瀬 雅俊
小助川 陽太
小松 周平
麻生 隆彬
石原 量
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 感温性微粒子 / 表面物性 / 形状 / 貪食 / 温度応答性高分子 / コアーコロナ型微粒子 / 微粒子形状変化 / 細胞取り込み / 親水性 / 疎水性 / 生体材料 / ナノ材料 / バイオマテリアル / 機能性微粒子 / 感温性 / ロッド / ガラス転移温度 / 高分子合成 |
研究成果の概要 |
本研究では、温度変化に伴い表面物性と形状を変化させうる温度応答性コアーコロナ型微粒子を調製し、温度変化に伴う微粒子の表面物性と形状がマクロファージへの取り込みに与える影響を明らかにすることを目的に研究を行なった。種々微粒子の細胞内取り込みを比較したところ、表面が比較的疎水性になるとマクロファージへの取り込みは増大する傾向にあることが明らかになった。さらに、微粒子の形状は細胞内取り込みに大きな影響を与え、ロッド形状よりも球状微粒子で疎水性微粒子の取り込みが増大することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
診断や薬物キャリアとしての微粒子は数多く研究されているが、微粒子の表面物性と形状が細胞への取り込みに与える影響について、疎水性粒子を用いた研究が展開されつつある。一方、刺激に応答して微粒子の形状や表面物性を制御し細胞への取り込みを制御する研究はない。本研究の成果は、微粒子の形状と表面物性が細胞への取り込みに与える影響を明らかにした点で、新規な診断・薬物治療目的のキャリアを設計する上で重要な知見となると考えられる。
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