研究課題/領域番号 |
16H03185
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
岩崎 泰彦 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (90280990)
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研究分担者 |
上田 正人 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (40362660)
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研究協力者 |
NOREE Susita
井上 直之
平野 佑弥
久野村 駿
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | ポリリン酸エステル / 生分解性 / 骨 / 骨リモデリング / プロドラッグ / 開環重合 / 生体適合性 / 生体模倣 / 骨治療 / 生分解性ポリマー / ドラッグデリバリーシステム / 骨系細胞 / 骨転移 / 骨疾患治療 / ポリマー医薬 / 薬物輸送 / 破骨細胞 / 骨芽細胞 / ミネラリゼーション / 体内動態 |
研究成果の概要 |
核酸と同様な主鎖構造を有するポリリン酸エステル(PPE)は生分解性を示し、側鎖に様々な官能基を導入できることからバイオマテリアル設計のための分子プラットホームとして有用である。本研究によって、リン酸ジエステル骨格を持つPPEが生体骨に対し高い親和性を示すことを明らかにすることができた。また、このポリマーが骨のリモデリングに関係する破骨細胞の分化も抑制することもわかり、骨粗鬆症や骨転移の治療に有効な薬物担体となり得ることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の遂行により骨親和性と骨リモデリングに作用するポリマーを新たに提案することができた。このポリマーは我が国が抱えている社会的な課題である健康寿命の増進に資することが期待され、研究成果の社会的意義は極めて大きいと言える。また、これまでのプロドラッグ設計では生体不活性なポリマーと薬剤を複合化する手法が取られていたが、本研究で得られたポリマーは生理活性を示すため学術的にもユニークであり、同ポリマーを用いたプロドラック研究が今後多く展開されると思われる。
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