研究課題/領域番号 |
16H03186
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
山岡 哲二 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (50243126)
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研究分担者 |
神戸 裕介 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員 (30747671)
徐 ユイ 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員 (10757678)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 再生医工学材料 / スキャホールド / ポリ乳酸 / ヘテロ結合体 |
研究成果の概要 |
オリゴ乳酸-ペプチド結合体によるポリ乳酸スキャホールドの機能的修飾に成功した。スキャホールド最表面に固定化されたペプチド密度を傾向染色法により定量することでペプチドの露出効率を解明し、それに基づいて、露出効率が高い新たなオリゴ乳酸-ペプチド結合体を設計した。親水セグメントを挿入した結合体によりマトリックス表面への固定化効率が向上し、また、ポリ乳酸のTg付近での水中加熱法で、表面ペプチド密度が大きく向上することを確認した。さらに、PC-12細胞を播種して神経細胞接着率に与えるペプチド露出効率の影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオマテリアルのエラスティシティーが注目されているが、表面特性が重要であることも広く認識しており生理活性物質などの導入が進められてきた。その表面解析はESCAやEDSなどが用いられるが、いずれもある深さを持った解析となる。しかし、細胞や組織が認識するのは"最"表面に存在している情報のみであり、その結果、上述前者の工学的な導入率と細胞や組織の応答は必ずしも一致しない。我々は、化学反応を利用した最表面のリンガンド密度を測定することに成功し、それを用いたバイオマテリアル表面の活性化修飾法の確認にも成功した、今後のバイオマテリアル研究の基礎的知見となるものである。
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