研究課題/領域番号 |
16H03193
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 浩基 京都大学, 複合原子力科学研究所, 准教授 (70391274)
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研究分担者 |
櫻井 良憲 京都大学, 複合原子力科学研究所, 准教授 (20273534)
川端 信司 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (20340549)
小野 公二 京都大学, 原子炉実験所, 研究員 (90122407)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 硼素中性子捕捉療法 / 患者セットアップ / 3Dプリンター / 3Dスキャナ / 3Dプリンター / 3Dスキャナー / 3Dスキャナー / 3Dプリンター / 3Dスキャナー |
研究成果の概要 |
BNCTの照射において、治療計画で得られた患者セッティング位置情報をもとに迅速、かつ簡単に設置する手法が望まれており、本研究では、プロジェクションマッピング技術、3Dスキャナー、3Dプリンターによる照射位置決めシステムの開発に成功した。また、照射中の位置ずれを検出することが望まれており、本研究では小型の中性子検出器を患部表面に数点設置することで、熱中性子のフラックス情報から位置ずれを検出する手法を開発した。実際の臨床の照射場において、これら照射位置決めシステムと照射位置ずれ検出システムを適応し、照射試験を実施し、有効性を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加速器を用いたBNCTはこれから拡大していくと考えられる。BNCTの患者セッティングは放射線治療や陽子線治療と異なり、患部を照射場に近づける必要があり、困難さが伴う。実際に治療に携わる人材育成が重要である一方で、患者セッティングを簡便かつ迅速に行う手法、デバイスの開発が求められている。本研究ではその要望に応えるシステムの開発に成功した。今後は実際の治療の場で適応され、BNCTの発展、がん治療の発展につながることから社会的意義は大きいと考える。また、本研究で開発された技術は放射線検出器の新たな活用法にもつながり、学術的意義も大きいと考える。
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