研究課題/領域番号 |
16H03206
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
礒 良崇 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (60384244)
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研究分担者 |
鈴木 洋 昭和大学, 医学部, 教授 (90266106)
木庭 新治 昭和大学, 医学部, 教授 (20276546)
高橋 哲也 昭和大学, 医学部, 客員教授 (00461179)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | microRNA / 運動耐容能 / 急性心筋梗塞 / 免疫老化 / 心臓リハビリテーション / マイクロRNA / 免疫 / 骨髄 / 老化 / 骨髄老化 / マイオカイン |
研究成果の概要 |
本研究は、急性心筋梗塞後における運動耐容能に焦点をあて、バイオマーカーとしてmicroRNA(miR)に着目し、その関連性を検討した。網羅的small RNA解析・定量的RT―PCR解析により、急性心筋梗塞の急性期経過中に大きな変動を示す一群のmiRを同定した。その中で、免疫老化関連miRであるmiR-181cが、急性心筋梗塞例の運動耐容能・換気効率と統計学的に相関することが明らかになった。また、心臓リハビリテーションにおける換気効率の改善効果とも関連していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、末梢血miR-181cが、急性心筋梗塞後に発現が上昇し、発現レベルが運動耐容能と相関することを、初めて明らかにした。安静時の末梢血miR-181c測定は、心疾患の病態・病勢・身体活動度を評価する上で、画期的なliquid biopsyとなることが期待される。また、末梢血miR-181cは免疫老化(骨髄老化)と関連していることが報告されている。免疫老化が、心筋梗塞発症後の運動耐容能や心臓リハビリテーションの効果を規定する可能性があり、心・骨髄・骨格筋連関と言う新たな疾患概念が示唆され得る。
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