研究課題/領域番号 |
16H03213
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤本 浩志 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60209103)
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研究分担者 |
土井 幸輝 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 情報・支援部, 主任研究員 (10409667)
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研究協力者 |
和田 勉 社会福祉法人日本点字図書館, 図書製作部, 部長
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 触知案内図 / 表示法 / 規格 / 皮膚感覚特性 |
研究成果の概要 |
本研究では,触知案内図の表示法の規格に求められる人の皮膚感覚特性に基づく表示法を確立するために,触知案内図の触読性に関する客観的な実証データを収集した.具体的には,触知案内図における境界線とドットパターンとの隙間が境界線の識別特性に及ぼす影響や触知案内図等に用いられる線の識別容易性,触察方法と触図の線の角度弁別の関係を明らかにすることができた.本研究を通じて得た知見は,研究協力者等の触知案内図の製作者に提供することができた.今後は,本研究で得られた知見を踏まえた触知案内図の試作と触読性評価を継続し,触読性の高い触知案内図の普及に貢献していきたい.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成28年4月に障害者差別解消法が施行され,最近,視覚障害者が触って空間情報を入手することが可能な触知案内図が急速に普及しつつある.一方で,こうした触知案内図の触読性の向上は,当該領域の大きな課題の一つである.そこで本研究では,触知案内図の触読性の向上のために必要な触知案内図の触読性に関する客観的な実証データを収集した.本研究で得た知見は人の触知覚特性に関する基礎的知見としても価値があると考えられる.また,得られた知見を当該領域の触知案内図の製作者に有用に活用してもらうことで,触読性の高い触知案内図の普及に貢献していくことは社会的にも大変意義深いことである.
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