研究課題/領域番号 |
16H03232
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
今村 律子 福岡大学, スポーツ科学部, 准教授 (90289554)
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研究分担者 |
磯貝 浩久 九州産業大学, 人間科学部, 教授 (70223055)
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研究協力者 |
坂元 瑞貴 九州工業大学
徳島 了 福岡大学
山川 烈 一般財団法人ファジィシステム研究所
夏目 季代久 九州工業大学
乾 眞寛 福岡大学
加藤 公貴 福岡大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 周辺視 / アスリート / 広域視覚情報 / 脳波 / 広域 / 視覚情報 / 実験心理学 / 注視点距離 / 周辺視野 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
球技種目等における視覚研究は,視対象範囲や複数情報から有効な選択肢を把握しなければならない.つまり,広域における敵,味方,ボールなど複数の対象を同時に観察する能力が要求される.そこで本研究は,アスリートの「観るチカラ」を解明するために,広域複数視覚対象に対する視覚情報獲得のメカニズムを明らかにする.研究目的は,複数視覚対象を観察する際における注視点距離の揺動が及ぼす周辺視野の広さへの影響を調査した.広域の情報を瞬時に把握し、判断を求められているアスリートの視覚方略は、注視点を揺動させることであると推測される。注視点を揺動させることで、広域の情報収集の負荷を下げている可能性がうかがえた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、広域の複数視覚対象同時観察による注視点距離の揺動が実証的に示された.このことから「観るチカラ」を実践する目の使い方について,科学的に裏付けされた実践指導が可能になり,スポーツ指導現場への貢献につながる.本研究の採用した可動式モニターと広域情報呈示システムは,実践により近い状況が実現可能である.将来的に,広域の周辺視野トレーニング法の確立は,アスリートのスキル向上のみならず,一般の人にも応用が考えられる.子どもの両眼立体視機能障害や,高齢者の認知機能低下に関する早期発見につながることが予想される.
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