研究課題/領域番号 |
16H03237
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
広瀬 統一 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00408634)
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研究協力者 |
鳥居 俊
小野 高志
笹木 正悟
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 発育発達 / 成熟度 / 運動能力 / PHVA / Maturity Offset / サッカー / 身長発育急増年齢 / タレント発掘 / トレーニング / 形態 / コンディショニング / 成長期スポーツ / 子ども / 生物学的成熟度 / PHV / 成長期 |
研究成果の概要 |
本研究は成長期男女サッカー選手の形態と運動能力が発達する時期を、身長発育急増(PHVA)で区分けした成長段階を用いて明らかにすることを主目的とした。PHVA評価指標の検討と、各年齢の運動能力リファレンスデータ確立も目的とした。本研究の結果、跳躍能力はPHVA年齢の1年後(女子)や2年後(男子)に変化し、除脂肪体重の変化以外の要因も影響すること、方向転換能力はPHVA前に変化し、減速能力向上が主に影響すること、間欠的運動能力の変化はPHVA区分で差がないことが明らかとなった。また、PHVA推定式のMaturity Offset法はPHVAを高く見積もり、補正が必要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成長期の男女サッカー選手の各種運動能力の発達はすべて成長段階によって異なると考えられてきたが、実際にはその年間発達が成長段階の影響を受けるものと受けにくいものに分類できることが明らかとなり、今後の発育発達研究に新たな分析視点をもたらしたことは学術的に意義深い。特にパワー系能力はPHVA以降に発達することが示され、この時期に焦点を当てたトレーニング指針作成に貢献できる点で臨床上の有用性は高いと考える。さらに既存のMaturity Offset法は日本人の場合、低年齢ではPHVAを低く見積もる(早熟傾向)ため、値を補正する必要性を明らかにしたことも臨床上は意義深いと考える。
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