研究課題/領域番号 |
16H03254
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
徳山 薫平 筑波大学, 体育系, 教授 (00207565)
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研究分担者 |
麻見 直美 筑波大学, 体育系, 准教授 (10300005)
萱場 桃子 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (20759055)
鍋倉 賢治 筑波大学, 体育系, 教授 (60237584)
緒形 ひとみ 広島大学, 総合科学研究科, 助教 (80455930)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 体内時計 / 時計遺伝子 / BMAL1 / 運動 / 時計遺伝子発現 / 概日リズム / 生体リズム / 体温 / 朝練習 / 睡眠 / 早朝の運動 / 血糖 / 生活習慣 |
研究成果の概要 |
24時間社会と呼ばれる現在のわが国では、生活習慣の多様化に伴い、運動する時間帯にも大きな個人差がある。本申請は運動する時間帯の違いが白血球の時計遺伝子発現に影響を及ぼすか検討した。健常男性10名を被験者として検討した。朝夕いずれの運動(最大酸素摂取量の50%強度で60分)においても運動直後にBMAL1のmRNAが増大し、結果としてBMAL1の遺伝子発現リズムが朝運動で前進し、夕方の運動で後退することを見出した。1回の運動の影響を検討した本研究では他の時計遺伝子には顕著な影響を認めることは無かったが、運動する時間帯の違いが白血球の時計遺伝子の発現に影響することを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
24時間社会と呼ばれる現在のわが国では、生活習慣の多様化に伴い、総務省の調査では運動する時間帯にも大きな個人差があることが示されている。夕食や就寝の時刻が年々遅くなっており、本来の生体リズムと乖離した状態の健康への悪影響が指摘されている。同様に運動する時間帯が異なればその健康作用も大きく異なる可能性が指摘されており本研究の担当者らは運動する時間帯が異なると脂肪酸化への影響が異なることを以前の基盤研究の成果で示してきた。本研究では見方を変えて、運動すること自体が体内時計を調節する可能性を示唆した。食事や就寝時刻が遅延する傾向が続く現状において運動、特に早朝の運動の新たな機能が示唆された。
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