研究課題/領域番号 |
16H03257
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
瀧口 正樹 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40179578)
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研究分担者 |
守屋 彰悟 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (00793837)
菅波 晃子 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10527922)
岩瀬 克郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80322030)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 生物時計 / 時間生物学 / 概日リズム |
研究成果の概要 |
恒明条件下での概日行動リズム周期の延長が亢進した遺伝子標的破壊マウスについて,視交叉上核培養切片における時計遺伝子の概日発現リズムを調べた。恒明条件下での飼育では,明暗サイクル下に比べて,周期長の不安定化が見られたが,対照遺伝子型群に比べて有意差は認められなかった。現在,回転輪走行運動による概日行動リズム周期の短縮における差異について検討中である。 肝臓に存在する尿素回路の5種類の酵素のうち,通常食摂取マウスでは,2種の酵素mRNAレベルにのみ日周リズムを認めた。一方,延長絶食,高炭水化物(無タンパク質)食,低タンパク質食,高タンパク質食では大部分の酵素mRNAレベルに日周リズムが見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般にマウス等の夜行性動物の概日行動リズム周期は恒明条件下で延長する。この延長の亢進を示した遺伝子標的破壊マウスは,活動・摂食による概日性あるいは日周性の行動リズム制御の優れたモデル系であり,リズム周期延長亢進の機構解明によりリズム障害への理解を深めうる。 肝臓の尿素回路は,アミノ酸に由来する有毒なアンモニアを尿素へと変換して解毒する代謝酵素系であり,その機能は,アミノ酸を摂取する摂食期に加え,体タンパク質を分解して得られるアミノ酸から糖新生を行なう絶食期にも必要とされる。その複雑なリズム形成機構の解明により,摂食・栄養による各種生理学的事象のリズム形成機構への理解が深まると信ずる。
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