研究課題/領域番号 |
16H03272
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
新小田 春美 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70187558)
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研究分担者 |
若林 哲史 三重大学, 工学研究科, 教授 (30240443)
松本 あさみ 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 助教 (50805546)
野呂 雄一 三重大学, 教養教育院, 教授 (50189453)
國分 真佐代 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 教授 (80289876)
大林 陽子 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (70551224)
児玉 豊彦 産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (10549166)
盆野 元紀 独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター(臨床研究部), その他部局等, 研究員(移行) (30416200)
白水 雅子 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (30735212)
新小田 幸一 広島大学, 医系科学研究科(保), 名誉教授 (70335644)
平山 雅浩 三重大学, 医学系研究科, 教授 (90293795)
穴井 謙 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (10325467)
賎川 葉子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (20743800)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | NICU / 成育環境 / 明暗環境 / 騒音 / 睡眠・覚醒リズム / 睡眠行動評価 / State判定 / AAP環境推奨基準 / NICU環境 / 明暗調整 / Brazelton分類 / State / 早産児 / 表情認識 / 睡眠状態自動判別手法 / 環境認識 / AAP環境基準 / 等価騒音レベル / 睡眠覚醒行動 / NICU治療環境 / 環境認識調査 / STATE判定 / NBAS / 高照度環境 / Developmental care / ストレス反応 / 高照度・騒音 / 睡眠・覚醒行動 / 低出生体重児 |
研究成果の概要 |
NICU入院児の成育環境を検討するために、照度環境調整前後の低出生体重児の睡眠行動観察を動画撮影と活動計を用いて、BrazeltonのState判定と生理的反応の特徴を分析した。照度の調整による明らかな変化は認めなかったが、授乳前後の入眠は、授乳から約15分頃前よりState1-2が増えてくることや、周産期医療センター4施設すべてで,米国小児科学会(AAP)基準値を10dB超えていた。全アラームを排除したとしても深夜の静かな時間帯で1.5dB程度の騒音低減効果しか得られなかった。目視によるState判定は個人差があり、観察力強化学習支援を目指し睡眠自動判定装置として画像分析手法を開発中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「NICU早産児」の適正成育環境を検討するため、① NICU環境推奨基準が満たされているか否かの検証と医療スタッフ認識調査②NICU/GCUの明暗周期調整(介入)によるハイリスク児の授乳前後の睡眠・覚醒行動モニタリング③児の睡眠行動の動画像を機械学習手法で解析することにより、負担をかけず睡眠覚醒状態を自動判定するシステムを提案した。①,②,③の成果より、AAP推奨基準の妥当性の検討課題が示され、出生早期からの成育環境調整による睡眠・覚醒行動の観察力アップによって児にかかわるタイミングなど、Developmental care への貢献が期待できる。
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